HM STING 02 26th, 2012
今年は早くも年度末の慌ただしさに巻き込まれており、残業と休日出勤の渦の中、楽しみと言えば酒のことばかり・・・それではいかんと、人間がダメになると奮起して、明日からプチ出張しながらのミニ湯治旅へ出かけることにしました。とりあえず三泊、目標総入浴時間は十八時間。だから当然、仕事も頑張りますっ(笑)
酒を買いに行く時間も中々作れないので、少しまとめて購入。生酛をはじめとした純米酒をセレクト。どぶは今回もう少しプラスで15号仕込みの物を。「練れている」といわれる酒の味覚とその意味を理解すると、改めて鈍器でぶん殴られたような衝撃にもんどりを打つばかり。
酸度が高くて、シャブリのようなパンチ力♪
変態酒屋の日本酒説法に驚愕し、その分だけ胸は躍った。呑んで呑んで、それでも呑んだ者にしかきっとわかり得ない世界なのだと感じさせる。だから面白い。難解であるほど、個性的であるほど旨いのだ。どんな世界でも同じことで、音楽で言えばこれぞまさしくハードコアの世界観。当然、巷にあふれたそれとは本質が絶対的に異なるもの。いつでもそれこそが本物であるということは変わらない。
男も惚れるイイ男の香りは、オーデコロンでつけられた表面だけの香りではない。もっと男臭くて、凛として臭うはずだ。求めて行く酒がどんどん個性的な物になり、吟醸香るその中を私は涼しい顔ですり抜けて行く。
ともあれ、次はきっと湯治旅行記です(笑)
HM STING 02 15th, 2012
男性が女性にチョコを渡す、いわゆる「逆チョコ」ならぬ妙なやりとりが横行する昨今。時、バレンタインズ・デイにして旬のタコを切り分けて近親者に配る私は何だ、「逆タコ」か——
ようやく回復した天候だが、残念なことに週末ではなく平日の陽気。年度末ということもあり、いよいよ忙しくなってきた生業を放っておくわけにもいかず、釣竿を持ち出すわけにもいかず。それでもせめてタコに会いたいと昼休みに車を走らせた。
郷土の冬の風物詩とされるミズダコの吊し売りは、露店というよりは道端でしかも超不定期販売のことを示す。日本海が時化る厳冬期が漁のハイシーズンということもあり、凪いだ日、捕れた日限定で、おまけに市場にも出ない地物だから希少価値も増す。それでも茹でたてで吊されたまだ湯気が残るタコは、旨そうに香って道行く人を呼び止めていた。地の物を旬で頂くということはやはりこの上ない贅沢なのである。
豪快で楽しい買い物に我を忘れるも、現実を思うと落胆するばかり。私はこれを釣らなければならないのか—— SO、買ってる場合ぢゃないのだ。
良い買い物と言えば、DVDを購入しました。1982年劇場公開アニメ「浮浪雲」が何と一昨年にDVD化されていたなんて・・・ 雲の旦那役は山城新伍。何気に、良いです(笑)
HM STING 02 9th, 2012
とにかく頑丈にキレて骨太に旨いコク。野生児のたくましさは天然だから豪快そのもの。取って付けられたような香りなど要らず、割水で整えられた味わいなども当然要らず。米の米による米の旨味と米の香りが凝縮されただけの世界にあるのが「生酛」という酒だ。私の酒探訪はいよいよ生酛の酒に舌を巻いていた。
淡麗辛口という無個性のバランスに弱さを見出し、次世代を担う新進気鋭の新しい旨口革命にもそろそろ飽きがきた、そんな迷える私を一蹴したのが酒本来の造り方である生酛の酒。現代醸造に多く使われる速醸酛は乳酸の添加で雑菌を押さえ品質を安定させるが、それ故に無個性で簡単な酒を造る。それに比べ天然の乳酸の発生を待つ生酛造りとはより多くの時間と手間を要するが、自然の中で育まれた酒母は丈夫でたくましくなり、完全に発酵したものになる。だから強い個性的な酒になるという。
微生物の大戦を勝ち抜いてきた天然の酒質は、とにかく頑丈にキレている。生酛に触れて今一度、理想のバランスをこの「キレ」に見出すばかり。食中酒としての本質をもう一度深く考えさせられた。日本酒は本当に奥深い。
因みに、生酛の酒を中心に扱う地元では唯一無二の変態酒屋は言った。
味噌汁程度に温めてね——♪
六十度、七十度の熱熱々燗でようやく開く酒。そして五年、十年は当たり前の長期熟成。それでも壊れないのが、生酛の酒だと。
私の酒探訪、ようやくここがスタートラインのようです(笑)
HM STING 02 4th, 2012
「運転見合わせ」から「運休」に変わり、いよいよこれで帰路への選択肢は一つだけ。秋田新幹線での盛岡経由は快適だがやはり難儀の大移動。それでもどうしても帰らなければならないから困った。大寒波の悪い時に、とても悪い場所に出張していました。秋田なうっ(×)
行きの特急列車では強風の影響により、長時間車内に閉じ込められた挙げ句がバス代行。この特急が一度飛翔しているので、鉄道会社も相当ナイーブなのだろう。そこが何処なのかまったく分からない崖の上で緊急停車したのだが、風よりもまずその景観が恐ろしかったッス(×)
予定より五時間遅れで市内に到着するも、市内の交通網もマヒ状態。あと一駅で目的地にたどり着けるのだが、今日はその一駅が遙かに遠い。飛び乗ったタクシーだったが、悪路に飛び跳ね低速運転。しかし、無情にも料金メーターは飛び上がって行く。多大な時間と経費を使いようやく訪れた先だったが、気力など既にあろうものか—— どんなに移動の疲れでくたくたになっていても、仕事はぱりぱりの状態でしっかり残っていました(×)
結局、おばこ美人さんとの運命的な出会いもなく、秋田の夜は明けて行きました。翌日の新幹線大移動の件も手伝ってか、珍しい感情が芽生えました。しばらく出張は結構です—— 非常に疲れました。
しかし「はやて」にドッキングした後の「こまち」の速さと言ったら、目が回りそうなほどでした(笑)