Archive for the 'True SAKE True HOT SPRING' Category

七千円台に見出す。

12 25th, 2011

effect again念願かなっての再訪と言っても、特別遠路でもなければ金銭的なアレでもないのだが(むしろ民宿価格)、思い出深いこの宿にまた訪れることが出来た。紅葉はとっくに終わったが、スキーシーズンにはまだ少し早い季節。積雪もまばらな季節の変わり目の短いオフシーズン。宿の周辺は勿論閑散としていた。

アナタたちのために他のお客はお断りしましたと、貸し切りの館内を宿の主人は以前にも聞いたジョークで笑い飛ばす。SO、前回訪れた時も同じような時季に宿泊していたので、この貸し切り状態は狙い通り予定通り。効能高き天然温泉を独り占めするためにあえてオフシーズンに訪れたのだが、温泉宿というよりはスキー宿である主人はその湯治スタイルの客を珍しく思っているようだった。

しかしその温泉が良い。鉄分を多く含む泉質は言うまでもなく濃厚。質素だが雰囲気のある内湯は雑念を一切持たせず温泉に集中させる。一転して立派な造りの露天風呂。はらはらと舞い降りる結晶の粒を見上げて浸かる温泉は極上の一言に尽きる。アットホームな家族経営の宿だから出される料理も丁度良い。いや、これが中々美味い飯を出す。

オフシーズンと言えどこんなにも堪能出来るのに、その宿泊費はまさかの七千円台—— 湯治は湯治宿に限らず、スキー宿しかり、また釣り宿などもしかりであるかもしれないと、七千円台に大きな可能性を見出したのであった。

な、何の可能性?(笑)

円熟した旨味を思う。

08 20th, 2011

hot sake for summerなんとも微妙なSEXY加減——

中京の大御所よりの一報は相変わらず大きな衝撃を伴ってくる。週刊誌の誌面を飾るグラビアに登場したかつての恋人(7時28分)。その人気は番組降板後も衰えるどころか何だか盛り上がっているように思えるが、それもそのはず。齢を重ねて更に熟されたその魅力はもはや円熟した旨味、そのものだ。

「夏美燗」という響きの良いネーミングと何処か清涼感を感じさせるラベルが気に入って購入した日本酒。まずは試しに常温で含む。不思議と夏みかんの風味が口内に広がり、爽やかに呑み易い。次はその名のごとく燗を人肌でつける。上立ち香はほんのり酸っぱく、含み香に今度は少しだけ辛みを残した。すっきりと夏らしいお燗の酒は個性的で面白く思わせたが、二口三口と杯を重ねるごとに私は首を傾げた。爽やかに呑み易いのはアルコールの度数が低いだけであり、酸っぱく香る辛口の後味は雑味ではないか——

若い人が熱心に作る酒は挑戦的であり、個性的である酒が多い。原酒、無濾過、生酒などの濃い味をキーワードとする若い酒は美味いがやはり荒い。むき出しの濃い味を例えばコクと表現するにはやはり無理がある。限りなく雑味を省くために削られた米の芯白のごとく、簡素だがじっくり美味いのが日本酒である。そして複雑な味を落とすために寝かされる熟成の期間がまた日本酒を美味くする。円熟した旨味、まさにそれである。

料理にしても何にしても、きっと同じことが言えるだろう。濃い味は大味であることを今一度、認識すべきである。優しい味で何処か品のある、そんななんとも微妙なSEXY加減。それが素晴らしいのである。

(笑)

小銭旅行でも訪れました。

08 4th, 2011

river-side hot-spring露天風呂からその雄大な景観を一望すれば、清流が運んできた心地良い川風にまた長湯する。緩やかに流れる清流と言えどやはり力強く、海を目指しやがて本流となる力の源は時として驚異となり、甚大な被害をもたらすこともある。温泉や景観美などの恩恵に授かりし商いをするということは、大いなる驚異といつでも隣り合わせであるということ。だからこそ、この度の大水害も「まぁ、しかたない」と復興に意欲を出して頑張ってもらいたいと強く思うばかりである。

微力ではあっても、無力ではない—— 東日本大震災後にボランティアとして現地入りした時の模様を記事にした、とあるブログからの引用である。

奮闘するボランティアの姿がテレビに映る。思い出も数多くある温泉地や観光地などでもやはり被害は甚大のようだ。駆けつけるに一時間も要さない地域でもボランティアの手を募集していた。しかし、同じく被害を被った鉄道網は寸断され被災地には電車で行けない。自家用車で?それでは被災地にたどり着く前に凸凹道で勝手な被災をしてしまう(笑)

ボランティアの募集事項にも「なるべく大勢で」とあった。誰か週末、空いてませんか?

きっと微力ではあっても、無力ではないと私も思います。

真剣に吉田さんを考えてみるのも、アレですね。

05 25th, 2011

talk about this and that当の本人が一番驚いたのではないかと思わせる程の大盛況の中、配られた麦酒を片手に始まった酒場詩人こと吉田 類のトークショー。実態のない人物から発せられるたわい無い話は、何の得にもためにもならないが妙に聞き心地が良かった。

そもそも吉田さんの看板番組がそうであるように、肩肘張らない雰囲気がとても大衆的であるからだろう。これが太田 和彦氏のトークショーというのならば熱心に聞き耳を立てるのだが、ここまでの大盛況は得られないと思う。話も佳境に入る頃、既に呂律も若干危うい吉田さんの話だったが、その世界に引き込まれて行くことに心地が良かった。

昨今は激安を大衆的と捉え、コストダウン競争が激化するチェーン店のしっぺ返しに尊い命が奪われる。衛生や安全は当然、店舗や運営会社の管理責任だが、数百円という破格も破格の何だかとっても危なっかしい精肉を子供に食べさせる親にも問題があるのではないかと私は思う。「どうなってんだ」と怒鳴り散らす父親に「お前がどうなってんだ」と変な物を食わせた事実関係を問いたい。確かな物を食べさせ、食に対して考えることの出来る知識や文化を与える食育の義務は、親にあるのではないか。

そもそも「見えない厨房」に対し、もっと疑心を抱くべきではなかろうか。商業的にマニュアル化された安全を安心と勘違いし、ファミリーレストランなどの完全シャットアウトな厨房内をどうして訝しまないのか。見えない厨房ではアルバイトのガキがマニュアル化された調理を鼻糞ほじりながら施していることだろう。油が跳ねて壁の黒ずんだ厨房は、力強く振られた中華鍋の戦績である。汚いのではない。むしろ見える厨房、いや見せる厨房ほど職人の拘りを覗かせる場所は他にないのである。

誰が食べても安全で安心な食の在り方。改めて大衆的を思えば今一度、食に対して本気になるべきなのである。

熟成とバランスを考える。

04 20th, 2011

best balance登校時の小学生を襲った大事故のニュースを聞いて、私は運転手に憑依した悪魔の存在を確信した——って、映画の悪い影響でした。【ザ・ライト〜エクソシストの真実〜】を観ましたが、やっぱり・・・

レイトショーに並ぶ大人たちは「ザ・ライトを二枚下さい」と続いたが、円熟した雰囲気が素敵な中年のカップルは迷うことなく「ガリバー!」と。こっちだったか——(笑)

酒造好適米「出羽燦々」は固いイメージがどうしても離れない。その上、若いままで出荷されたとあれば、当然バランスを大きく欠くほどの固さが残る。生酒ではないのでそれをフレッシュと称するには無理があり、若さ故の甘さも全く足りない。どれだけコスト面を押さえられても結局、これではそのからくりを疑わせてしまうばかりである。SO、つまりは熟成。これが足りない酒はバランスを欠いた不味い酒である。DGの規格に守られた精米の歩合だけで得られる満足を、こだわりや丁寧な造りなどというなら別だが——

強く勧められて呑んだ酒だったが、肝心なところが未だキレず。酒は飾りじゃない。均整のとれた豊かな内容、円熟した旨味こそ日本の酒なのである。

それにしてもハン・スンヨンちゃんが謎のカツラを着用させられているニューシングルの図ですが、何故だかバランスはすこぶる良いです(笑)

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